daidailog

猫好き地方webデザイナーのあれこれ。

モノ作りが加速する!デジタルファブリケーションについて

第84回「WEB TOUCH MEETING」横川シネマ

久しぶりの更新です。
11/2に横川シネマで行われた「WEB TOUCH MEETING」に参加してまいりました。
WEB TOUCH MEETINGも84回も行われているのが驚きです。今回はウェブよりではなく実用的なデジタルファブリケーションの お話がテーマという事で、他分野のデザイン制作の裏側を知る事ができました。面白かったので紹介します。

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デジタルファブリケーションとは

デジタルファブリケーションとは、これまではメーカーしか持っていなかった3Dプリンターや、レーザーカッターなどの機械が、人々の手に渡るようになり、モノづくりが身近なものになっていくことです。
お話されてたINTUSの柳谷さん、ワールドエリアネットワークスの三谷さんは、どちらもプロダクトとは関係のないお仕事だったようですが、デジタルファブリケーションを取り入れ様々なビジネスへ転換されているようです。
他分野の人が新しい手法を取り入れる事は、難しいことのように感じますが、デザインソフトで同じみのイラストレーターの知識があればレーザーカッターも使えるんですね。プロダクトへの敷居が下がったような気がします。

自分でつくることのできる時代へ

3人目の登壇者、LEVARDAの椙原さんは地方再生の空き家のファブについてお話されました。
売るより作るほうに興味を持ち、不動産開発と建設営業の仕事を辞め建築を学ぶため職人にシフトした椙原さんはでデザインから施工までワンストップで行うをファブリケータを目指しているそうです。
椙原さんによると、デジタルファブリケーションの発達にともなって、様々なプロダクトの設計図も無償で公開されるようになり、誰でも自由に改良や再配布ができる、モノづくりのオープンソース化が進んでいるそうです。
例えば「OpenDesk」(オープンデスク)という海外のサイトがあるんですが、そこでは様々なデザイナーが手掛けた机や椅子などの家具の設計図を無償で、オープンソースとして公開しています。設計図はすべてデジタルファイルとして提供され、著作権のルールのもとでダウンロードすることができます。
自分の手で家具を完成させるのが難しければ、そのデータをもとに材料の加工・組み立てを担当する「パートナー企業」もいるので、代行してもらうことも可能みたいです。(日本は対応できないみたいですが…)

既製品を買う時代から、自分でつくることのできる時代へ変わっていく。デジタルファブリケーションの可能性を感じさせるお話でした。

可能性をひめているファブ

デジタルファブリケーションの良い所はモヤモヤをすぐに形にできるところだそうです。
知識を深めるのに手間とコストがかかっていた事が、一度デジタルで形にできるので試行錯誤が加速されるようです。

職人じゃなくても、ちょっとしたモノが作れる。

広島にも東急ハンズなどに3Dプリンターや、レーザーカッターがおいてあるそうなので、色々なものづくりに挑戦してみたいなぁ。